保存会の定款には次のとおり目的を定めております 【定款第3条】 (3)は財団設立に至った重要な動機でもありますので若干説明いたします。 歴史に思いを馳せることを通じ、今日の世界ひいては日本の辿ってきた道を正しく認識し将来に向けたあらたな道筋を開いていくことができるものと考えております。 言い換えますと「温故知新」(古きをたずねてあたらしきを知る)の心構えで、古墳の保存からゆくゆくは世界の将来に目を向ける若い人たちを勇気づける活動に発展させたいと願っています。 財団の活動をきっかけとして、海上交易を通じて繁栄した地域の歴史や海洋民族としての日本人のDNAを再認識することができれば、次世代の人達が大海原に乗り出すことや世界に目を向けることの一助ともなるのではないでしょうか。 独力ではなく志を同じくする方々と遠大なテーマに取り組めることを願っております。また考古学の泰斗森浩一教授は「考古学は地域に勇気を与える学問だ」との名言を残しておられますが、保存会の活動がいささかなりとも地域社会の活性化の一助となれば幸いに存じます。 そうした観点に立って2017年度から有志参加型のSAMIサロンを立ち上げたいと考えておりますので奮ってご参加ください。 |
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